インターンの西岡です!
今回は、東京の女子大生を集めて「食」についてインタビューしてみました!
生産者が直接販売を行う6次産業化について、消費者のニーズを理解することはとても重要になってきます。
しかし、世代によって、または土地によって、食生活というものは異なります。
生産者のみなさんの「食」と、都会の若者の「食」は全く違うかもしれません。
都会の女子大生に聞いて、見えてきたイマドキの若者の食生活とは、一体どんなものだったのでしょうか?

カットフルーツが飛ぶように売れる時代
西岡:本日はみなさんの食生活について聞いていきます。よろしくお願いします。
さっそくですが、お父さんお母さんは食べないけど、みなさんがよく買うものはありますか?
女子大生:うーんそうですね。そういえばカットフルーツを最近よく買います!

西岡:最近スーパーやコンビニでよく見ますよね。
でもカットフルーツって、ちょっと切っただけなのに割高だよね。どうしてカットフルーツ買うのかな?
女子大生:それは、剥くのがめんどくさいからです。
西岡:剥くのがめんどくさい?
女子大生:だからお母さんに剥いてもらったらたくさん食べるし、カットフルーツはよく買います!
例えばリンゴ一個って、結構量が多いんですよね。一食で食べるにはちょっと量が多いですし、一人暮らしだと切っても一人ではなかなか食べ切れないんです。
西岡:確かに一つは大きいと感じるようになってきているかも。ちなみに僕はりんごを剥けないです。
最近の調査によれば首都圏の小学生のおよそ9割が包丁でリンゴの皮むきができないと回答いしています。首都圏の大学生でも一定数リンゴの皮むきをしたことがない人がいます。
そんな都会の若者にとって、丸々1個フルーツ買うよりも、割高でもコンビニでカットフルーツを買う方が手間がかからず、はるかに楽なわけです。
こんな風に最近の若者の食生活は、「手間のかからない」方向にシフトしています。
逆に、「手間のかからない」商品なら、6次産業化しても若者にウケがいいかもしれませんね。
空前のサラダブーム!?
西岡:最近お昼ご飯はどんな料理を食べていますか?
女子大生:毎日食べるものは変わりますけど、毎日野菜は食べています!
西岡:えっ、野菜?
女子大生:はい、コンビニでサラダを買っています!

インタビューした女子大生5人に全員共通していたのが、「野菜が好き」ということでした。
「え、大学生って野菜食べるの?」「そんなに好んで野菜とか食べないイメージあるけど......。」と意外に思う人もいるかもしれませんが、彼女たちの言う『野菜』は、「コンビニで売っているようなサラダ」を指していました。
そしてその「サラダ」について聞くとびっくり!今「サラダ」には本当にたくさんの種類があるのです!
シラスが掛かったサラダやパスタが入ったサラダ、お肉が入ったサラダやフルーツサラダ、果てはうどんが入ったサラダにこんにゃくで作られた麺入りサラダまで、滅茶苦茶種類が多いのです。
しかも、これらは普通にコンビニで購入できると言うのだから驚きです。レストランではなく、身の回りのコンビニで普通にそんな多種多様なサラダが楽しめてしまうのです。
彼女たちの興味は、「美味しい野菜」ではなく「美味しく調理されたサラダ」がメイン。
『野菜好き』とは言っても『サラダ好き』のことだったのです。
そんな需要に応え、東京には多くの場所でサラダ専門店がオープンしています。
野菜で6次産業化を行う人は、「サラダ専用の野菜」として販売したり、サラダにしやすい野菜として売り込むというのも視野に入れてみてはいかがでしょうか?